令和8年7月11日

スーパーの食品売場は混雑していました。
そんな中に、七十代後半の老人がレジを済ませ、水漏れのする品物をビニール袋に入れようと、ロール巻きになっているビニール袋に手を伸ばされました。すると横で自分の買い物した品を袋に詰めていた女性が、自分の荷物そっちのけで数枚の袋を引きちぎり、一枚ずつ上部をクチャクチャにして開け、老人に手渡してあげました。
「ありがとう。いつも袋の口が開かなくてまごつくんです」。嬉そうに袋の中に買った物を次々と入れてゆき「婆さんがこれ好きでネー」と、豆腐をさして言われました。多分お婆さんが寝込んで、おじいさんが買い出し頼まれたのでしょう。
袋詰めの終わった女性は、老人が袋に詰め終わると、その空になったスーパーのカゴを自分のと重ね、カゴ置き場へ持って行き「気をつけて帰ってくださいネ」と声を掛け出口に向かわれました。
私はこの様子を見ていてとても感動しました。
見ず知らずの人同士、なんて優しい人なんだろう。私も「お節介」と言われても、勇気出して他人に親切になれるよう、努力しようと思いました。
                 「涙が出るほどいい話」(尼崎市 長田富代)
本日のご来店、心よりお待ちいたしております。
合掌
令和八年七月十一日

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