令和7年8月9日
お客様、ありがとうございます。
「衆生無辺請願度」は「四弘請願文」というお経の一節。悩み苦しむ人すべての人達を救い助けるのだという誓願です。師はこう話してくれました。「確かに四弘請願文は大変なことを言っている。だからといって、どうせ無理だからと最初から諦めて何もやらないのではダメなんだ。まず一人でもいいからなんとか救ってあげる。そうすれば、少なくともその一人は救われる。これで良い」
檀家さんの法事に急いでいるとき、信号のない交差点で対向車が右折したくてウインカーをだして停車しているのに、譲らなくてそのまま通過したのです。「私が譲らなくても誰かが止まってくれるだろう」と、つい言い訳して通り過ぎて心配になってバックミラーを覗くと、その車は右折できなくて対向車線はいよいよ渋滞している。その時、「しまったなあ」と後悔したのです。自分も道を譲って貰ったことがあるのにと、申し訳なく思い、それからは、必ず道を譲ることにしています。
すると対向車の方が会釈をしてくれます。自分もなんだか救われたような気持ちになるのです。
まず「一人に寄り添う」真摯に、誠実に向き合ってまいります。
静岡・平田寺住職 竹中智厚
本日のご来店心よりお待ちいたしております。
合掌
令和七年八月九日