令和7年4月12日

お客様、ありがとうございます。

「損得より尊徳に生きる」

「人は全身全力を尽くして一生懸命に働いて天に貸してさえおけば、天は正直で決して勘定違いはありません。人ばかり当てにして、人から礼を言われようとか褒められようとかそんなケチな考えで仕事しているようでは、決して大きなものにはなりません。労働は神聖なもので、決して無駄になったり骨折り損になどならない。

 正直な労働は枯れもせず腐りもせずちゃんと天が預かってくれる。どしどし働いて、できるだけ多く天に預けておく者ほど大きな収穫が得られる。

私ははじめからこういう考えで、ただ何がなしに天に貸すのだ、天はいかにも正直でした。

三〇年貸し続けたのが、今日現にどんどん帰って来るようになりました。

陶業・商事の企業集団森村財閥 森村市左衛門の言葉

現代は「損得」勘定で働くひとが多いですが、昔の人は「尊徳」を基準に働いてきたものです。

勤勉こそ人間に財と思い天に貯金していきます。

「陰徳あれば陽報あり」。人知れず徳を積んでいる人には必ず良い報せがあるのです。

本日のご来店心よりお待ちいたしております。

                                  合掌

 令和七年四月十二日

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