令和7年11月29日
お客様、ありがとうございます。
去年の元日まだ夜も明けぬ四時頃、中一の娘を乗せて、真っ暗な道を両親の待つ故郷(佐賀)へひた走りに走っていた時のこと。巨大な木が茂っている不気味な道で、突然車が左に傾き止まりました。故障の原因もわからず、暖房もストップした車中で娘と、寒さと恐怖に震えていましたら、後方から車の灯りが近づいてきました。私はとっさに懐中電灯をもち、「止まって、お願いです」と必死に祈りながら上下左右に大きく振りました。
運が良かったのです。近づいた車がスーッと止まり、中から二十歳過ぎと思われる青年が降りてきました。娘と二人抱き合ってバンザイをして喜びました。調べて貰うと「パンクですよ」と。
「僕の車の中に入って、体を温めてください。修理は引き受けました」と言いながら、遠慮する私達を車の中へ押し込み、真っ暗で凍り付くような寒さの中、道路に直接寝転びながら懐中電灯を照らし、かじかんだ手に息を吹きかけながら修理してくださいました。「当たり前のことですよ」と、名前も教えて貰えず、後悔ばかりです。あんなに美しい心の方ですから、きっとお幸せな毎日を過ごされていると思っています。(小さな親切本部)
本日のご来店心よりお待ちいたしております。
合掌
令和七年十一月二十九日


