令和6年8月3日
お客様、ありがとうございます。
有機農業運動の中心、簗瀬義亮医師との対話。
有吉…「ホリドール(パラチオン)で事故死や自殺をした数は、一年に五百人近くもいますね」
簗瀬…「実際は、その十倍も多いですよ。主人が胃病で毎日不機嫌だ。酒ばかり飲んでる。主婦は自律神経失調症になった。息子はノイローゼで井戸に飛び込む。お爺さんが首を吊った。」こうして一家が全滅した例を簗瀬先生は怒りを抑えるようにして幾つも話してくださった。
有吉…「すべてホリドール(パラチオン)ですか?」
簗瀬…「いや、今使われている農薬のほとんどが長く多用すれば同じ事です。ホリドール以外の有機リン剤は禁止されていませんからね。本当にどうしてこんな状態を、国が野放しにしているのか私にはまったく理解できません」
もう十年も前から、簗瀬医院の前には朝の4時から診療の順番を待つ人が詰めかけている。
有吉佐知子著『複合汚染』(昭和50年)
戦後、国は増産第一の化学農法を推進した。それで、農薬による死者や病人が増え続けていた。
安全健康な野菜を食べてほしいと、今もオーガニック農家は、消費者のために戦っています。
本日のご来店心よりお待ち致しております。
合掌
令和六年八月三日