令和6年7月20日

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人間の脳の中で勝負脳に影響力の強いのが、五つの本能「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」「伝えたい」「自分を守りたい」です。この美しい自己保存の本能を活かせば、チームは実力以上を発揮でき、勝負に勝てるのです。

 二〇二二年、北京オリンピック銀メダルのカーリング日本女子代表ロコソラーレのメンバーが、「そうだね」という言葉。競技中の会話の中で、小鳥のさえずりのようにさえ聞こえた「ソダネ」「ソダネ」という言葉、試合を和気藹々のうちに勝ち進んでいった情景を思い出すでしょう。

後から何を言うかに関係なく「そうだね」と同調して会話を始める。すると話す側は、否定されることへの恐怖心がなくなり、聞く側も相手の言うことに興味を持ち、受け止めるようになります。

すると、「仲間になりたい」「自分を守りたい」という本能が活きて、結束力が高まりお互いの潜在能力が引き出されるのです。これが「勝負脳」です。この言葉は、二〇一一年サッカー女子W杯で初めて、優勝したなでしこジャパンに、チームメイトと話す時は必ず「そうだね」と言ってから話しなさいと、教えた言葉でした。

                         スポーツ脳科学者  林成之

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