令和6年6月29日

お客様、ありがとうございます。

「質問の手を挙げたら昇格」松下幸之助の判断基準 ある時、幸之助さんは「わしは創業期から従業員によう話をしたもんや。その後で時間があれば〝なんぞ質問ないか〟と聞くようにしていた。

 そしてパッと手の挙がる従業員の名前を覚えておく」と言われました。「覚えてどうなさるんですか」と聞くと「昇格」とおっしゃったんです。

 まさか、冗談でしょう?するとこんな説明をしてくださったんですね。

 「わしは現場の情報を皆から得たくて聞いている。でも、もう一つ理由があるんやで。」

 「それは何か?誰が松下を継いでくれるか、経営の幹部になってくれるか。後継者を求めているんや。わしが質問ないかと言った時にパッと反応できるためには、まず問題意識が必要や。また皆からええ格好しいと冷やかされるし、勇気も要る。

 でもわしが『質問ないか』と言った時に、これを絶好のチャンスと受け止めて行動で示せる、そういう逞しい人材を後継者にせずして会社の発展はない」と言うんですね。

 岩井虔(PHP研究所専務)

 人に話を、質問が出来るほど真剣に聴く。そんな人は、必ず成功出世するものです。

 本日のご来店心よりお待ちいたしております。

                                   合掌

 令和六年六月二十九日

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