令和5年8月12日

 

お客様、ありがとうございます。

 

「阿弥陀経」では、今の世界は極楽の世界やというている。宗教は、何教えるかというと、有り難いということを教える。宗教のない世界には有り難いということあらへん。太陽の光は熱いのが当たり前で、明るいのが当たり前である。電車があり、乗り物を利用して方々へ行ける。それはお金出して乗るのやからって当たり前や。美味しいものを食べても金を出すで、当たり前や。親に食べさしてもらう、それは親子で当たり前や。今の世界は有り難い、喜びということがない。その喜びを教えるのが宗教である。この世の中、みんなの力によって私達は生きていく。ということは一軒の家の中でも、みんな持ちおうて、お父さんからお母さん子供とすべての者がお互いに持ち合い、助け合い、励まし合い、信じ合うて、寄り合うことによって喜びがある。家の中に調和ができると喜びになる。平和の世界になる。お互いが結構なことで、生きて結構、死んで結構。命が終わったら「お世話になりましたお先にごめん。有難うございました」と礼を言うて往けるのが大切なことなん。「有り難い」「ありがたい」というて暮らしたら極楽なん。大西良慶和上「人間はねえ」より

 本日のご来店心よりお待ち致しております。

                                   合掌

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