令和5年6月24日

 

お客様、ありがとうございます。

 

今の学生達は、ポーチの中にお化粧道具をいっぱい持っています。だから彼女たちには、お金をかけてエステに通ったり、整形手術を受ければ綺麗にはなるけれど、美しくなるためには、面倒なことをしないとだめなのよと言っているのです。

自分が座った椅子は元どおりに入れて立ちましょうね。落ちている紙屑は拾いましょう。洗面台で自分が落とした髪の毛は取って出ましよう。

お礼状はすぐに書きましょう…というように、なるべく具体的な行動の形で示しています。

「ああ、面倒くさい、よそう」と思わないで、「ああ、面倒くさいと思ったら、しましょうね」と言うと、学生も、何か変な標語のようだなと思いながらも、覚えていてくれるみたいです。

「人はある程度の年を取ったら、それ以上綺麗にはならないけれど、より美しくなることはできます。その美しさというのは、中から輝いて出るものだから、自分と闘わないと得られません。お金では買えないのよ」と言うと、「ああ、シスター、顔の化粧ではなくて、心の化粧なんですね」と言ってくれます。渡辺和子(ノートルダム清心学園理事長)

歳を重ねてこそ本当の美しさは得られるもの。

 本日のご来店心よりお待ち致しております。

                                   合掌

令和五年六月二十四日

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