令和4年12月3日
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四方を深い山々に囲まれた人口二二〇〇人の山梨県棡原、五〇年前は日本一の長寿村でした。
この村では八〇歳前後の人が一番多いですね。長寿の秘訣は食生活です。土地でできるものを旬に応じて食べること。特にいいのが食物繊維ですね。棡原食の献立は、皆食物繊維が多い。
食物繊維は腸内細菌に良い影響を及ぼすのです。腸内細菌の代表的なビフィズス菌とウェルシュ菌。ビフィズス菌は人間にとって良い菌、ウェルシュ菌は悪い菌。棡原の老人は、ビフィズス菌が多くてウェルシュ菌が少ないのです。一般の老人は、ウェルシュ菌のほうがずうっと多い。食物繊維がお腹に入るとビフィズス菌の繁殖が良くなりウェルシュ菌を抑えるのです。
棡原の郷土料理に「せいだのたまじ」というジャガイモの小さいものを皮ごと味噌と油で炒めたものがあります。皮ごと食べるというのが良いそうです。それから、こんにゃくの刺し身、オバクという大麦のうずら豆入りのお粥等などです。
「人間の寿命はその人が一生の間に食べた野菜の量に比例するよ」と棡原の医師古守氏。
本日のご来店心よりお待ち致しております。