令和2年9月20日
お客様、ありがとうございます。
「花のたましい」金子みすゞ
散ったお花のたましいは、み仏さまのはなぞのに、一つ残らずうまれるの。
だってお花はやさしくておてんとさまが呼ぶときにぱっとひらいて、ほほえんで、蝶々にあまい蜜をやり、人にゃ匂いをみなくれて、風がおいでとよぶときに、やはりすなおについてゆき、なきがらさえも、ままごとのご飯になってくれるから。
このお花のように、けがれのない清らかな魂。小さいこどもたちの汚れのない魂は、きっと天国の花園できれいに咲いていることでしょう。真っ赤な彼岸花が、沢山咲いています。お彼岸です。みすゞさんの詩は、心を優しく包んでくれます。
本日のご来店心よりお待ち致しております。