令和5年10月14日
お客様、ありがとうございます。
侍ジャパン、世界一。栗山監督の言葉。
強い組織というのは自分の都合よりも、チームの都合を優先し、全員がチームの目標を、自分の目標だと捉えていることだと思っています。
そういうことを伝えるために、三十人の選手全員に手紙を、慣れない墨筆で一枚一枚書きました。
それを各人の部屋に置かせてもらったんです。
真心ってそういうものでしか伝わらないと思うのです。「あなたは日本代表チームの一員なのではなく、あなたが日本代表チームなのです」。全員に「俺のチームだ」と思ってやってほしかった。
そのため、普通はキャプテンを一人指名するわけですが、今回は全員がキャプテンだと。正直言って、僕が相手できるような選手たちじゃなくて、本当にトップクラスの選手が揃っていたので。
そうしたら、初日の練習が終わった後、ダルビッシュが僕の部屋に来て「監督、全員キャプテンOKです。あれ、いいですね。しっかりやります」。野球の試合は九人しか出場できません。要するに、他人事にするチームはやっぱり勝ち切らないと思うんですよ。一人ひとりが「俺がキャプテン」という思いで、戦えたのが第一の勝因です。
本日のご来店心よりお待ち致しております。
合掌
令和五年十月十四日