令和6年4月27日

お客様、ありがとうございます。

うちの地方では麦踏みというのがあるんですよ。麦は少し伸びたら踏み倒す。一週間後、また踏み倒す。三回くらい繰り返すんですよ。

小さい頃、私はそれが不思議でならなかった。ある日、母に「どうして何度も麦を踏み倒すの」と聞いたら「踏まれた麦は上を向いてスクスク育っていくが、踏まれない麦は冬に霜や雨が降るとしおれてしまって作物にならない。人間も同じだよ。小さい頃や若い頃に苦労して、踏まれて踏まれて大きくなった人間が将来大物になるんだぞ」と教えられました。

もう一つ心に残る教えがあります。台風が去った後、母が「あれを見てごらん」と指した方向に、大木が何本も折れて倒れていたのです。一方で、大木の横にある竹やぶの竹は一本も折れていない。母は「竹にはところどころに節がある。だから強いんだ。人間も遊ぶ時は遊んでもいいが、学ぶ時は学ぶ。きちっとけじめ(節)をつけないといけない」と教えてくれました。

「節ありて竹強し」なんですね。

これらの教えが辛い時、私の支えでした。

                   小嶺忠敏 国見高等学校サッカー部総監督

本日のご来店心よりお待ちいたしております。

                                 合掌

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