令和2年6月14日

お客様、ありがとうございます。
ボランティアをすることを日本人はとても照れますよね。お礼を言われたら「そんな事言わなくていい」と恥ずかしがったり。だから、私は、「それをいいことだと考えなきゃいいんだ」という結論に達しました。「いいこと」じゃなくて「当然のこと」と考える。「生きていく上でやって当たり前のこと」と。だって私達人間って、生まれた時から誰かの世話になる運命だもん。鹿とか馬みたいに生まれた瞬間から自分の足で立てる訳じゃない。誰かが抱っこしておっぱいやって、病気になったら看病してもらわないと死んでしまうんです。人間は弱いのよ。誰かが面倒を見てくれなきゃ、人生は始まりません。今生きてるってことは、絶対今まで誰かの世話になって「迷惑」をかけてきた。
「これから自分は一人で自立して生きてゆく」と思っても、やがて体が衰え、また誰かの世話になる時が来る。だから、自分が元気で動けるときには、それまでの感謝の気持ちで、そして「これから面倒を見てもらうかも知れない」という保険の意味でも「やって当たり前」と考える。みんなで迷惑かけあって、助け合って生きていく。だから人間は美しく、そしてたくさん幸せになれると思うんです。アグネス・チャン
本日のご来店心よりお待ち致しております。合掌

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