令和1年8月18日

の歌   「」より 竹内浦次

あはれ地上に数知らず の中にただひとり

父とかしづき母と呼ぶ

よ人の子いざて の風にたたかれし

少なきふた親の われる心よ

さりとも見えぬの のとき

見まがうのへに 泣かぬものぞなき

しづまらんとれど 風のまぬをいかにせん

はんと願へども 親ぬぞあはれなる

にしのを 涙ながらにつつ

父よ父よと叫べども 答えまさぬぞなけれ

ああ母上よ子をきて いづこに一人ますと

胸かきむしりども 帰りまさぬぞ悲しけれ

父死にそのに 泣きて念ずる声あらば

生きませる時なぐさめの 言葉かはしてよ

母ゆるそのに 泣きてむ手のあらば

生きませる時にあて こめてもみまつれ

 戦前までは師範学校で広く歌われていました。

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