令和1年11月17日

はボサボサ頭にひげ、破れ着物にというで家々を回りをしておられた。ある家に行ったとき、ちょうど其の家で物がなくなった。家の者は和尚をと間違え、を吹き、を打ち鳴らし、村人を集めて和尚をで上げ。土の中へ生きにしようとした。しかし、和尚は一言も弁解せずに、村人のなすがままにされていた。そこへ和尚を知っている人がたまたま通りかかり、まさに和尚が穴の中に放り込まれようとする、「何をする。このは、あのぞ。すぐにを解いて謝罪せよ」と和尚を救った。村人達は大いに驚き何度も何度も謝罪をした。和尚を救った人が「どうしてだとされなかったのですか」とねると、和尚は「皆がわしをっておった。弁明しても疑いの晴れることはあるまい。ならば、何も言わないのに越したことはない」と。そして「人が他人から疑われだしたら、いくら弁解しても、結局な申し訳に過ぎないものだ。これもなにかの見えない自分ののなせるところと、いかなる苦しみをも甘んじて受けるでっていたのだ」と言われた。良寛和尚逸話集

 言い訳の多い政治家にはぜひ、聞いてほしい。

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