令和8年4月25日
お客様、ありがとうございます。
「春の朝」 金子みすゞ
雀がなくな、
いい日和だな、
うっとり、うっとり、
ねむいな。
上の瞼はあこうか、
下の瞼はまァだよ、
うっとり、うっとり、ねむいな。
「弁天島」
「あまりかわいい島だから
ここには惜しい島だから、
貰っていくよ、綱つけて。」
北のお国の船乗りが、
ある日、笑っていいました。
嘘だ、嘘だと思っても、
夜が暗うて気になって、
朝はお胸もどきどきと、
駆けて浜辺へゆきました。
弁天島は波のうえ、
金のひかりにつつまれて、
もとの緑でありました。
懐かしい詩を思い出し、みすゞさんを偲びます。
本日のご来店、心よりお待ちいたしております。
合掌
令和八年四月二十五日


