令和7年4月5日
お客様、ありがとうございます。
子どもたちの近視が増えている。仕方がないと見過ごされてきたが、近年の科学研究で危険性が見えてきた。視野が狭まり、失明の原因になる緑内障のリスクが、軽度の近視でも数倍に高まる。
強度の近視の場合、失明につながる近視性黄斑症のリスクは約850倍に達する。今のままでゆけば、膨大な人数が失明し、生活に不便を抱える未来が待っている。
原因は生活環境の変化だ。屋外で活動する時間が減り、タブレット端末やスマホを見る時間が増えた。WHOでも、「近視パンデミック」と警鐘を鳴らす。日本の実態は、十四歳男女の83%、30人学級の内、25名が近視と言う。一〇年前から、三~八歳で近視になった子供が増えた。発症が早いと視力も下がりやすく強度の近視が増える。近視に悩む台湾は、スマホやタブレットなどを三〇分見たら一〇分休憩をとり、毎日最低一二〇分野外で強い日光を浴びる事を推奨している。
シンガポールも同様な対策を取り成果を上げている。
日本経済新聞コラム「迫真」 三月二十七日
避けては通れないデジタル化の時代であるが、このまま見過ごしていいのだろうか。
本日のご来店心よりお待ちいたしております。
合掌
令和七年四月五日