令和2年6月5日
お客様、ありがとうございます。
「ホールフード」という言葉をご存知ですか?
一言でいうと「丸ごと食べる」、葉や根や皮なども含めて丸のまま食べよう、という考え方です。
日本のグルメの権威といえば北大路魯山人です。
画家、陶芸家、書道家、漆芸家などの顔を持つ魯山人は「星岡茶寮」などの料亭を創業し、自ら考案した料理を自らの食器で振舞っていました。高級食材ばかり扱っていたイメージを持たれがちな魯山人ですが、じつは「ホールフード」の考えをも併せ持つ料理家でした。魯山人が板場へ立つと、出る残飯の量はいつもの1/3。なんでもかんでも剥いて捨てる料理人は駄目だ、という信条を持っていました。
どんな食材でも必ず「持ち味」がある、利用できるものをすべて利用してこそ、はじめて「料理」、すなわち「ものの理を料る」という名に値し、料理人の資格がある、とまで語っています。
大根の皮にはビタミンC、そして毛細血管を丈夫にするビタミンPが多く含まれ、高血圧の予防や脳卒中予防などに効果。葉はビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどが豊富。
人参の皮、キャベツの外葉、ブロッコリーの茎、玄米、何でもまるごと食べて、健康を守りましょう。
本日のご来店、心よりお待ち致しております。